若い頃はコンサートやライブなんてほとんど行かない人だったけど、
ここ数年は少しずつ観に行くことが増えてきた。
それで思うのですが、
ここのところ観に行くアーティストがみんな自分の母親くらいの歳!なんですよね。
まあ、私が観に行きたいな、と思う人がみんな
昔から知ってる憧れのアーティストだからなんだけど、ね。
若い人を観に行かないわけじゃないけど・・・
ここ半年くらいでも、
ボブ・ジェームス 78歳
ミシェル・ルグラン 86歳
マーカス・ミラー 59歳
デヴィット・サンボーン 73歳
ロン・カーター 80歳
・・・
こうして並ぶとマーカス若いなあ~って感じ(笑)
うちの母親より歳とってるのに、ステージの上では本当に軽やかに演奏してる。
そして、一緒に演奏するメンバーは孫くらいの新進気鋭のミュージシャンばっか。
それはまあ、若手を育てるってこともあるだろうけど、
これくらいビッグネームになると、
若いのを使ってやろうじゃなくて、
心底こいつと演りたい!って思うミュージシャンなんだろう。
その若いのがまた、演ってて楽しそうだ。
大御所だとか、一流だとかっていうんじゃなくて、
ずっと前を走っていて、今も負けずに走り続けている
最高の仲間と演れて最高!って思ってるんだろうな。
もう還暦まで10年切ったなあ、もうすぐ四捨五入で60だーなんて思ってるけど、
このメンツ見てると、「還暦なんて通過点だよ」と笑われそうだ。
例え毎日が緊張の中にあっても
結局、音楽が好きで好きでたまらないんだろうな、と感じる。
そうだね、楽しむことは最高のアンチエイジング。
楽しんでる人にはかなわない。
だって、そのために生まれてきたんだろ?
何やってるんだ、眉間にシワ寄せてる暇があったら、
楽しくやろうぜ!って呼ばれてるような気がする。
ボブ・ジェームスは12年ぶりのリーダーアルバムを出して、
一人のピアニストとして原点を巡る旅に出るそうだ。
50年以上のキャリア。
50年以上の楽しみ。
それがあれば何もいらないと思える瞬間の力。
私も下手の横好きながらゴスペルを20年続けている。
生きてるってのはこういうことだな、と思えるから、
いつもステージは楽しい。
だから、どんなに辛いことがあっても毎年一回はステージに立ってきた。
今年もまた、どんなことがあってもステージに立とう!
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